【TRPG】『カタシロ』のえもさとむずかしさ

<<評価>>

• ストーリー　：
• 戦闘　　　　：
• 謎解き　　　：
• ロールプレイ：
• 総評　　　　：
• 感想：短いながらも自分の選択がシナリオにつながっていくニクイ構成。ただし、クトゥルフ要素は薄め。思考実験とロールプレイとエモさに全振りであるため、ちょけて遊びたい、戦闘したい、謎解きがしたいという人にはあまり向いていないかも。人は選ぶと思う。というか、（配信者同士みたいな特殊なケースを除いて）ＫＰとＰＬがリアルで仲良くないとできないシナリオだと思う。

今回はKシナリオの雰囲気の話をするので、軽いネタバレも嫌って人はブラウザバック推奨。

『カタシロ』の概要について

『カタシロ』は、ディズム氏が制作した、KP1人、PL1人で行う対話型シナリオだ。システムはCoC。BOOTHで販売されている。概要は以下のとおり。

• シナリオ名：カタシロ
• 製作者：ディズム氏
• プレイ時間：1時間半程度
• 難易度：低
• 概要：探索者は、目が覚めると病院にいた。 医者が言うには、雷に打たれたらしい。 それ以前の記憶は、失われている。（BOOTHより引用）

対話型シナリオのキーパリング

今回のカタシロは、TRPG初めての知り合いとセッションを行ったんだけど、カタシロは概要にも書いた通り、対話型シナリオだ。これがなかなか難しい。

TRPGをやったことがないという人だとどこまで探索していいのかがわからない（まあ、基本的にクローズドなので、）。また、KPとしてシナリオの軌道に乗せるためには、基本的に対話（ロールプレイ）でPLを誘導してあげないといけない。

また、対話を脱線させることなく、かつ、堂々巡りにならないように適切に応答をしなければならず、KP側が役にかなり入りこむことによってはじめて面白くなるシナリオだと感じた。

このシナリオにおいてKPは単なる舞台装置ではいられない。間違いなくこのシナリオのPCとして登場するのだ。

TRPGに慣れたころにやると面白いかも

というわけで、対話型シナリオということでどんなPCでも参加できるし、何ならYoutubeに上がっているように、PL自身をPCとして登場させても全然話が通じる。むしろその方が面白いまである。

クトゥルフかと言われるとそうではないし、ＴＲＰＧかと言われると（特にＧの部分が）何とも言えない気がするが、自分がもしその立場に立たされたら…ということを真剣に考えるきっかけとして、非常に興味深いシナリオだと思う。エモとロールプレイと思考実験が好きなPLとぜひ一度やってみてほしい（なお、繰り返しになるがPLとKP自身の関係性が浅い場合、このシナリオは推奨しない。）

おみや

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28歳の普通のリーマンブロガー。人生の半分をデジタルコンテンツに費やしてきたオタク。TRPG、マダミス、謎解きがマイブーム。解けない謎もいつかは解きたい。そう思って毎日謎解き本とにらめっこしています。